shiga
滋賀県ナースセンターの取り組み
滋賀県の魅力
「ほどよく都会・ほどよく田舎」な暮らしやすさ

日帰りで各方面(北陸・関西・中部)への移動も可能で、利便性は高いです。また、台風や地震などの自然災害も少ない地域といわれています。

都市と自然のどちらの良さも感じたい方にお勧めの地域です!

メタセコイア並木 (公社)びわこビジターズビュロー提供
自然・歴史の豊かさ
マキノ山の雪景色 (公社)びわこビジターズビュロー

余呉湖琵琶湖や伊吹山など、自然やアウトドアを楽しめる環境が整っています。湖岸ではマリンスポーツやサイクリングが楽しめ、山では登山やスキーが楽しめます。

比叡山延暦寺をはじめとする神社仏閣もありますし、「彦根城」や「長浜城」など、戦国時代にゆかりのある名城も点在しています。「三方よし」の経営哲学で知られる近江商人もここ近江国(おうみのくに)から生まれました。

白髭神社 (公社)びわこビジターズビュロー
朝日に染まる奥びわこ (公社)びわこビジターズビュロー
箱館山のユリ園 (公社)びわこビジターズビュロー
滋賀県の看護職確保の課題
滋賀県の現状

滋賀県は、人口10万人あたりの看護職員数は全国37位と少ない地域です。需要と供給の今後の方向性を示す看護職員需給推計では、2025年に滋賀県では709人~2,097人が不足すると推計されていることから、県をあげて看護職確保に取り組んでいます。
7つの圏域のうち、とくに湖西・湖北地域は看護職が少なく、地域偏在の調整に向けて取り組みを進めています。

復職支援研修①
復職支援研修②
強みを生かす!県・各地域との密接な連携

ご紹介した課題が背景にあり、滋賀県は健康医療福祉部 医療政策課の中に、「看護職確保係」が設置されています。ナースセンターは県からの委託を受けて運営する存在ですので、県と協働で事業設計・運営しています。

また、県内には57病院のみですので、管理者の方々とは顔の見える関係性です。意見交換したり、地域でのPRにご協力いただたりと連携させていただいています。

2023年度地域に必要な看護職確保推進事業
滋賀県の取り組み
看護職の魅力を、社会人の方にも伝える取り組み

看護職の魅力を伝えるため、中高生に向けては、医療機関の協力を得て看護体験を実施し、毎年約500名の参加があります。また、大学が主催する地域の方向けの啓蒙イベントに看護協会として参加させていただいたり、健康フェスティバルなどの催しに出展したりして、PR活動をしています。

最近は社会人から看護師になる方もいらっしゃるので、県が作成した看護職の仕事を紹介するガイドブックなどの広報物も活用しながら、一般の方に向けての広報活動にも力を入れています。

小学校への看護の魅力配達事業
地域偏在への取り組み

滋賀県では、「看護職員等確保対策協議会」があり、かねてより県内での学びと就労に向けた、看護職確保に取り組んでいます。職能団体の職員や、行政の方、学校の先生、学識者などが集まり看護職確保に向けた様々な検討を行っています。今年度は年間で集まる回数も増え、議論は活発化しています。

滋賀県内は7つの医療圏があり、中でも特に雪深い湖北・湖西地域で看護職が不足しています。今後地域の看護管理者の方や、県の担当者と共に、地域の魅力を発信し、地域偏在の取り組みを進めていきたいと考えています。

2024年度地域に必要な看護職確保推進事業~東近江看護管理者研修会~
マッチング促進への取り組み

多くの医療機関は、常勤の方・夜勤ができる方を募集していますが、求職者の多くは「土日は働けない」「夜勤はできない」という方々です。やはり柔軟な働き方を設けていかないと、人材確保は難しいと考えています。先日は、多様な働き方の雇用形態を用意している医療機関・施設が集まる合同就職説明会を開催しました。また、個人の希望に応じた働き方を提案する事業所の方にお越しいただき、事例紹介をしていただきました。その後、参加した各事業所で、どのように検討されたか検証していきたいところです。