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佐賀県ナースセンターの取り組み
佐賀県の現状

佐賀県は、全国的に見ると看護職の需給率や離職率は安定している地域です。しかし、県内の看護職の方々の離職理由をインタビューすると、ライフステージの変化によって、勤務形態が合わないケースが多いことが分かってきました。そこで、佐賀県ナースセンターでは、各医療機関・施設に対し柔軟な働き方の提案を強化しています。

佐賀県ナースセンターの取り組み
求人側へのアプローチ「働き方改革の講座を開催」

佐賀県で今年からオープンした「SNCカフェ」。これは、佐賀県(S)ナース(N)センター(C)が主催する講座や研修、集いの場です。今回、その第1弾として、看護管理者や人事担当者を対象にした働き方改革に関する講座を開催し、多様な勤務形態の導入について考える機会を提供します。例えば「週休3日のフルタイム勤務」「9時〜16時の時間短縮勤務」「3年間は夜勤免除、その後は夜勤を検討してもらう・・・」など、子育てや家庭との両立を希望する看護師に対応できる働き方の事例を紹介し、管理者側に新たな視点を持ってもらうことを目的としています。

求職側への個別支援の一コマ🌸

まだ小さなお子さんのいるママさんナースのなかには、子どもを送り出してから子どもが帰ってくるまでの9時~14時で働きたいと考える方が多くいらっしゃいます。クリニックや病院の外来などで午前だけ勤務できるところもありますが、ご本人はもっと働きたいのです。地域連携室や外来、健診センターなどでは、比較的調整していただけるケースは増えてきましたが、病棟業務に関してはまだまだです。

 

以前、相談にお越しいただいた方は、子どもとの時間を大切にしたいため、冬休みや夏休みに長期休みがとれ、普段は9時~14時で病棟勤務をしたいというご希望をお持ちの方でした。医療機関には、ご本人の人柄も含めて状況を丁寧に説明し、交渉したところ、気兼ねなく長期休みをとるために、有期雇用で、看護補助者として勤務いただく選択肢を提案いただきました。お子さんが大きくなったら、無期雇用で看護師として勤務いただく可能性を含めての提案です。ご本人は大変喜ばれ、私たちもとても嬉しかったエピソードです。

このように、私たちはご相談いただいた方のご希望をしっかり傾聴し、無理なく長く働けるマッチングとなるよう、個別で支援させていただいています。もちろん、3人の職員でご相談いただいた内容は職員間でしっかりと情報共有しているため、ご本人含め4人5脚の心づもりです。

求人票に出ていない情報でも、相談してみるとご対応いただけることもありますので、ぜひ私たちにお手伝いをさせていただけたらと思っています。

佐賀県の魅力「佐賀を探しに!!」
コンパクトで便利。遊ぶところに困らない地域です!
©佐賀県観光連盟

自然豊かな住環境に恵まれた佐賀県の面積は、福岡県の半分で、各方面へ移動しやすく、車があれば交通アクセスも比較的良好です。お休みの日は長崎、熊本、福岡など九州の周辺地域へ遊びにいくのも日帰りで可能です。2024年度都道府県魅力度ランキング最下位で話題になりましたが、実は知られざる「魅力的な佐賀」がたくさんあります。

 

東部地区は吉野ケ里遺跡やサッカーやバレーボールなど盛んなスポーツの町、西部地区は伊万里焼や有田焼など陶磁器の町、南部地区に行けば、嬉野温泉・武雄温泉や日本三大稲荷の祐徳稲荷神社があります。北部地区の風光明媚な海岸線が広がる先には玄界灘の豊かな海産物、唐津くんちも賑わいを見せています。そして県庁所在地のある中部地区は、毎年ゆらゆらと天空を舞うバルーンフェスタがあります。

地元の特産品としては、呼子のイカや、竹崎のカニ、佐賀牛、朝の情報番組で紹介されるような白石町の農産物(玉ねぎ、れんこん、いちご、お米など)があります。バルーンフェスタなどのイベントも盛り上がりをみせています。そんな魅力満載の佐賀県は、各市町村で移住に対する支援も活発です。

©佐賀県観光連盟
佐賀県に興味を持った方へのメッセージ

佐賀の人たちは温かく親切で、ゆっつら~(ゆったり)とした人が多いです。距離感の近いコミュニケーションが好きな方、四季折々の変化を日々感じて暮らしたい方におすすめの地域だと思います。

私たち佐賀県ナースセンターでは、医療機関・施設の働き方の幅を広げることで、佐賀県にご縁のある看護職の方々が気持ちよく活躍できるようはたらきかけています。看護職の方にとっても、安心して頼れる存在でありたいと思っておりますので、ぜひお気軽に佐賀県ナースセンターにお立ち寄りください!