
熊本県看護協会 熊本県ナースセンター
業務部長 島村富子
短期間の就業制度事業の「くまもっと活躍ナース」と看護学校との連携による地元就業向上の取組み「看護のワークフェアin天草」のご紹介をします。
「くまもっと活躍ナース~くまもとで活躍してみたい看護職~」に登録しませんか。
2016年の熊本地震から10年になります。熊本地震後、最も看護職員確保が深刻な阿蘇地域を支援するために、2017年度に「くまもと復興応援ナース」事業を開始し、インフラ等の回復により2021年3月で終了しました。
熊本県の就業看護職員数は、2022年にはじめて減少に転じその後も減り続けています。病院病床100床あたりの看護職員数は、11圏域のうち阿蘇圏域・天草圏域は特に低い状況で、地域偏在が顕著でした。
2023年から、看護職が不足する地域の魅力やインセンティブを付与した短期間の就業制度事業「くまもっと活躍ナース」始めました。仕組みは、熊本県ナースセンターのコーディネーターが、事前の登録病院と短期就労を希望する全国の看護職とのマッチングを支援する事業です。
「くまもっと活躍ナース」では就業の合間に、CMで有名になった小国町の「鍋ケ滝」で滝の裏に入って流れを眺めたり、人気の温泉郷「黒川温泉」や「平山温泉」で温泉につかれば身も心も癒されます、日本三大名城の「熊本城」は震災後の復興途中ですが、400年の歴史を感じさせてくれます。世界遺産登録の天草崎津集落の教会やイルカ達が優しい気持ちにさせてくれる「天草」など、訪ねたいスポット満載。
阿蘇と天草圏域に特に働きかけ、現在登録病院は阿蘇6施設、天草4施設です。登録者は3年間で10人、就労者は阿蘇圏域4人、天草圏域1人で、内2人は登録病院に就職され人材確保の一助となっています。
県内には、阿蘇・天草以外も看護職確保の地域偏在圏域があり、今年度は重点的に取組む圏域を拡大し、この取組みの広報・周知の方法を検討することが大きな課題と思います。

「看護のワークフェアin天草」を開催
天草圏域の看護職確保の取組みとして、天草内看護師養成所の地元就職向上を目指し開催しています。2025年度は求人側が13施設、看護学生25人の参加があり、天草の施設に好評で、毎年の開催の要望があります。
「看護学生(2年生次)への就業説明会」で県内就業へのすすめとナースセンター事業の周知を2か月前から実施し「看護のワークフェアin天草」の参加勧誘を行うことで、多くの参加があり、教員の方の協力に感謝しています。
看護養成校卒業生の天草圏域の医療機関への就業率は、A校73%(R7)、57%(R8)でした。
これからも天草圏域への取組みは、「くまもっと活躍ナース」事業を継続しつつ、看護師養成校との連携により、圏域内への就業を促す取組みをスパイラルアップしながら実施していきたいと思います。
